飛鳥の夜明け: 中国・唐から学んだ律令制度と中央集権国家を目指し、天智天皇、  天武天皇、持統天皇が思いを引き継ぎ国家として完成させるまでの流転 Kindle版


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天皇家は長い歴史を持つ日本の最大王家である。 大和朝廷の大豪族も、この天皇家の歴史的権威に代る事はできない。 ところが天皇家に代わり、日本の支配を狙う力を持つ豪族が現れた。
それが蘇我氏だ。
歴史の上からも朝廷の中心はあくまで天皇であり、蘇我氏と雖も天皇家を倒し代って王となる事は、豪族達が許さなかった。 
そこで蘇我氏は娘を天皇の妃として嫁がせ、縁戚になって皇子を誕生させ、その皇子に皇位継承をさせた上で、傀儡(かいらい)政権として実権を奪おうと模索した。 
蘇我一族の弱みは、天皇家の皇子を帝に立てなければならないと言う現実だ。 
用明天皇、崇峻天皇(すしゅんてんのう)、
推古天皇の三人は、蘇我馬子の姉妹から生まれ、蘇我氏の思惑通り縁戚となり狙いは成功した。 
蘇我馬子の子・蘇我蝦夷と、蘇我蝦夷の子・蘇我入鹿は、天皇家を圧する勢力を持つ様になり、天皇家と蘇我氏の覇権争いが政治の裏舞台で繰り返された。 
蘇我馬子の娘・法提郎女(ほていいらつめ)は、舒明天皇(じょめいてんのう)の妃となり、古人大兄皇子(ふるひとのおおえのおうじ)を産んだ。 
六四三年(皇極二年)十一月、蘇我入鹿は、厩戸王(うまやどのきみ・聖徳太子)の皇子・山背大兄王(やましろのおおえのおう)の斑鳩宮(いかるがのみや)を襲撃し、山背大兄王を亡き者にしようとする事件を起こした。 
法提郎女(ほていいらつめ)の実兄である蘇我蝦夷と子の蘇我入鹿は、古人大兄皇子を皇極天皇の次の帝にしようと画策した。 
古人大兄皇子が皇位継承するには、競争相手が二人いた。 
その一人が山背大兄皇子で、もう一人が中大兄皇子だった。 
蘇我入鹿の謀略で、山背大兄皇子がこの世を去った。 
天皇家の嫡男・中大兄皇子が次の皇位の有力者に成り得る事から、危険が迫るのは目に見えていた。 そんな天皇家の危機に、大臣(おおおみ)の地位を独占する蘇我氏から、天皇家を守ろうと奔走するのが中臣鎌足だ。 
中臣鎌足は、仲間を結集し蘇我氏を倒す事を決意した。 
六四五年(大化元年)、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ・天智天皇)は、中臣鎌足(なかとみのかまたり・藤原鎌足)・蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらやまだいしかわまろ)などと、蘇我入鹿(そがのいるか)を宮中で斬殺した。 
その年に奇しくも鸕野讚良皇女(うののさららのひめみこ・持統天皇)が誕生する。 
鸕野讚良皇女(うののさららのひめみこ)は、中大兄皇子を父に、その父の協力者となった蘇我倉山田石川麻呂の娘・遠智娘(おちのいらつめ)を母に誕生した。 
鸕野讚良皇女(うののさららのひめみこ)は、天智天皇の弟・大海人皇子(おおあまのおうじ・天武天皇)の妃となり、天武天皇の死後、皇位継承し女帝・持統天皇となった。 
中臣鎌足と中大兄皇子のクーデターが成功し、合議制の豪族同盟から天皇中心の中央専制国家に変貌を遂げる事を二人は目指した。 
中国の唐を真似た律令体制と、中央集権国家の官僚体制を造り上げた立役者が中大兄皇子(天智天皇)であった。 
更に弟の天武天皇が絶対的な君主として力を持ち、神の様に君臨し、中央集権国家を完成させた。 
官僚制度や律令制度を仕上げ、中央集権国家の体制をまとめたのが持統天皇(鸕野讚良皇女、うののさららのひめみこ))だ。 
中大兄皇子が朝鮮遠征政策に失敗し、日本が唐・新羅連合軍に侵略されるかも知れない激流の中、中大兄皇子を含む三人の帝が驚くべき知恵と勇気を持って、日本国の礎となる律令国家を築いた。 
激動の飛鳥の夜明けに、天皇と言う古代国家の大王の人間関係、日本を含む朝鮮半島の動静に思いを寄せる。

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お客様の声


くるみ出版舎への感謝

私は子供の頃から本を読む事が好きでした。 」
戦後、テレビも無く漫画を読む事は教育上良くないと言われ、最初に買って貰った本が、親の好みで講談社の少年少女名作全集「アンクル・トムの小屋」でした。
それから毎月の様に講談社の少年少女全集の中から本を買って貰い、読むのが楽しみでしょうがなかったです。 
時代は変わりました。
漫画が世界の人々に読まれるようになり、それを読んで、日本を好きになってくれる外国の人が溢れるようになりました。
漫画の持つ素晴らしい魅力は、ある意味当然の事と思います。
いろいろな意味で自分の思いを世に出す事が可能な時代になりました。
私がくるみ出版舎の齋藤さんを知り、自分の思いを載せた小説がキンドル版(電子出版)として発表できる事を教えて頂きました。
私なりに大好きだった歴史上の流転や逸話を書いて見たいと思いました。
私達が学校で先生から教えて頂いた日本の歴史が、正しいものでなかったなんてとても納得出来ません。
その代表的ものは「聖徳太子」についての逸話かも知れません。
小学生の時に聖徳太子の伝記を読みながら納得できないと、不信感に近いものをもっていました。
歴史教科書の聖徳太子の美化は行き過ぎていたとの発表がありました。
大化の改新の意義も解釈が変わりました。
こんな思いを歴史的題材にして小説を書き、くるみ出版さんに電子化して頂き発表しています。
費用も低価格で私の思いに答えて下さいました。
私の次の作品では「和同開珎」の裏にある、藤原不比等の時代を取り上げます。
夢のように雅な奈良時代も、今私達が生活している現代も、人間の持つ「醜い性(さが)」は変わらない事をいつも描きたいと思っています。
斉藤社長はいつも誠意を持って、真摯にこちらの要望を聞いて対処して下さいます。
料金も私達が悩まずに「それで本当に良いのですか」と、びっくりします。
電子出版を評価しない、本そのものが好きな多くの人々がいます。
しかし、来るべき社会の変化は変えようもありません。
漫画を馬鹿にしていた教育関係者やマスコミや政治家が今は、「日本の文化」と大声で世界に叫びます。
昔はりっぱに装丁された百科事典が、私達の文化意識の支えでした。
今は、小さな電子辞書で済み、重い百科事典を誰も欲しがりません。
自費出版し売れない本の在庫を抱え(自費出版は500冊)、友人に貰ってもらう心配もありません。
私達はそれぞれが自分の思いを通信ネットで伝えられる時代です。
皆さんも思いを文章にしませんか。くるみ出版舎の仲間になりませんか。
あなたの作家人生がきっと自信と満足に変わりますよ。             
駒形 裕